ドッグイヤーとか秒進分歩といわれるように、ビジネスの変化、時代の変化するスピードがものすごく速くなっています。
IT投資も絶えず新しい機械を使わないと効率で負けてしまうことにもなりますから、常にスピードが求められることになります。
たとえば、装置の寿命が二年くらいだとすると、ビジネスにおける利益も同じく二年で必ず回収しなければならないと考えます。
つまり、これが時間における費用対効果です。
中小企業の社長といえども、従来のように時間をかけさえすれば商品が売れて、利益が出るという考えを捨てなければなりません。
さらに、買ってくれる顧客に対して、商品を短時間で供給して利益を上げるという考え方に切り換える必要があります。
そして、その顧客情報を得るには、マーケティングとそれを処理するIT戦略が勝負を分けることになるのです。
社長が方針を明確化するためのポイントは次のように考えられます。
①方針は、総合的、全社的に展開できるものにしなければならない
②方針は強力なリーダーシップを発揮することによって徹底される
③方針は大事なことから決めていく
企業における経営上の問題点はいくらでもある。
それらをすべて解決していこうとすることには無理がある。
そこで「今やらなければならないことは何か」ということをよく把握して、優先順位を決めていく。