社長の役割は何でしょう。
社長の役割は2つあります。
①番目は「脇役」です。
主役は部下です。
映画の中に置きかえてみれば、社長の役割は、主役ではありません。
自分が主役だと思う社長は、部下の信頼を得ることができません。
②番目は「悪役」です。
改革をするためには、誰かが悪役にならなければいけません。
一見悪役に見えたけれども、実はあの人はみんなのことを考えていた、先を
見通していたんだと後でわかるのがドラマです。
だから映画は面白いのです。
主役よりも、悪役のほうが魅力があります。
悪い人に見えていたけれども、カッコいいじゃない、と最終的には思えるようになります。
学校時代を思い出しても、大人になって一番覚えているのは怖かった先生です。
怖かった先生は本当はいい人で、悪役を引き受けていたのです。
やさしかった先生は意外に忘れ去られていきます。
③番目は、「小道具」です。
映画にたとえれば、社長の仕事は部下の小道具になることです。
主役である部下にうまく使われて、いい空気をつくり上げていくことです。
社長はわき役として、勝つ組織をつくっていかなければいけません。