昔から「一つ年上の女房は金のわらじで捜せ」などと言うように、少し年上の女房を望ましいと思うのは、今に始まったことではないはずです。
多くの人が「女のほうが寿命が長いからね、年下のほうが何かといいのよ」などと言います。
確かに、理にかなった選択なのかもしれません。
実際、年下の旦那さまとうまくやっている奥さまは大勢います。
ただ、彼らが結婚した頃には、「年下がいい」なんていう風潮はありませんでした。
それどころかご主人の側のご実家に難色を示されることが多く、「年増のくせにウチの息子をたぶらかさないで」とまで言われた人もいます。
少し前までは、「年下だから」ではなく、「年下だけど、それでも彼がいい。彼じゃなくちゃ、駄目」という覚悟に似た決心のもとに恋愛が成立していたのです。
ですから、長きにわたる結婚生活を経てもなお、年下の旦那さんと幸福な結婚生活を送っているカップルがいたからといって、「私もそうしよう」と、単純に思わないほうがいいでしょう。
彼らはそのスタートから、狭き門をくぐった選ばれし者たちだったのです。
まして、ドラマの影響でというのでは、危険すぎます。
社長 結婚